待望の『相良知安関係文書』(令和6年10月刊行)の出版に伴い、編者である青木歳幸(佐賀大学特命教授:日本医史学会理事)による【第237回歴史館ゼミナール「出版記念講演会」】が開催されますので、ご紹介・ご案内します。奮ってご参加をお願い致します。 演題は「相良知安の人と思想ー近代医学知の創造」です。
明治政府は、新しい医療制度を構築するにあたり、ドイツ医学を範ちすることに決定した。佐賀藩出身の蘭方医相良知安がその過程で中心的役割を担ったことは広く知られている。しかし、新政府の医療制度あるいは医療教育制度の根幹である「医制」の草案が、知安の苦心によって編まれたにも拘わらず、その功績が評価されているとは言いがたいのが実情である。
今回出版の佐賀城本丸クラシックス『相良知安関係文書』では、この現状に再検討を迫るため、「医制」の初期草稿「医制略則」の全貌を、口絵写真により一挙公開することになりました。さらに医学に関わる相良の著述、書翰など、主に相良家に伝存する史料・文書類を翻刻収録したものです。
編者渾身の力作であります本書について、従来の通説にない新しい相良知安像を語ります。
演題は「相良知安の人と思想ー近代医学知の創造」です。
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