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「医とくすりへの志」展(平成30 年6月1日~7月13日:於「佐賀県立博物館」)の開催案内!

幕末維新期、佐賀は日本の「医とくすり」の最先端を走っていた。佐賀藩医相良知安の活躍・業績のパネル展示を紹介します。

 現在好評開催中の『肥前さが幕末維新博覧会』(会期:平成30( 2018)年 3.17~平成31(2019)年1.14)の特別展「医とくすりへの志」展(会期:平成30年6.1   30年7.13:於「佐賀県立博物館」:観覧無料:会期中は休み無し)が開催されています。幕末維新期の佐賀は、日本の「医とくすり」で最先端を走っていました。現在の医療・薬事の礎を築いた佐賀藩医学の歴史と佐賀の医人達の活躍と貢献を、体系的に展示・紹介されています。パネル展示内容を画像を添えて紹介します。        現在筆者は、主催者の依頼により来館者(主に小中学校の団体見学)に、解説ガイドとして対応しています。佐賀藩医学の歴史と佐賀の医人達の活躍と業績を伝承しています。

Ⅰ鍋島直正公と天保改革

(1)若き10代藩主の改革と決意, (2)直正公の天保改革(財政・軍事・教育改革)(3)有能な藩士を登用し、子弟を藩校(弘道館)で育成,(4)優秀な藩士を藩費により国内留学(相良知安らを江戸・長崎へ医学稽古)

Ⅱ西洋医学教育の開始と普及

(1)医学寮の創設(天保5=1834)年,(2)好生館の発足(安政5=1858)年,西洋医学(オランダの和訳医学書)で授業。漢方医学の禁止。我が国で最古の医学校。好生館教授の金武良哲(蘭学全般)と大庭雪斎(蘭語教授)の活躍。

(1)佐賀藩「医業免札姓名簿」-我が国の「医師国家資格試験制度」の先駆け。名簿に医師648名を登録。

      ※解説ガイド中の筆者。

Ⅲ天然痘との闘い

(1)天然痘との闘い-牛痘法の発見(イギリス人医師ジェンナー),(2)佐賀藩の牛痘の入手と接種成功(藩主の長男淳一郎君),(3)全国に拡がる牛痘種法(種痘)-佐賀から江戸へ。長崎から京都→福井・大阪へ。全国に普及。

(1)伊東玄朴とお玉ケ池種痘所,(2)漢方医と抵抗と衰退

Ⅳ医制改革の推進

(1)相良知安の「医学取調御用掛」辞令とドイツ医学導入の信念。イギリス医学派との論争に勝利。「医制略則(85ケ条)を起草し、「医制」(明治7年公布)の基となる。東京大学医学部を本郷(赤門=旧加賀前田藩邸跡)へ決定し建設する。ドイツ人お雇い医学教師の東京医学校(現東大医学部)への赴任(ミュルレル・ホフマン・スクリバ・ベルツなど)。                              日本人医学生のドイツ留学(北里柴三郎・志賀潔・鈴木梅太郎・秦佐八郎など)により、細菌学・免疫学で世界的発見【北里柴三郎(①破傷風菌の純粋培養に成功し、翌年血清療法を完成、②ペスト菌発見)・志賀潔(赤痢菌を発見)・秦佐八郎(サルバルサンを創製)・鈴木梅太郎(オリザニンを創製)・野口英世(梅毒スピロヘータの純粋培養に成功)をなす。

       ※解説ガイド中の筆者。

Ⅴ近代薬学の発展と製薬業者の再編と取組み

(1)永松東海(佐賀藩出身医師。東京司薬場長。東大医学部教授を歴任)の編纂による「日本薬局方」(明治19=1886年)の公布。

Ⅵ佐賀県の製薬業の発展

Ⅶ現代医療の最前線

 

(1)がん治療の最新医療など(ロボット手術=ダ・ビンチ)・ドクターヘリの活躍。「さがハイマット」(鳥栖市)でのがん治療。 

 

 

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