『相良知安翁懐旧譚』(「医海時報」連載:明治37年)は、元佐賀藩医相良知安が晩年(69歳)の頃、その生涯を振り返り口述したのを連載した、回顧談であります。本史料は一般に知られていませんでしたが、研究者・歴史愛好家及び読者から多くの要望が有りましたので、今回PDFファイルとして公開しました。
しかし口述連載は、「相良知安翁懐旧譚(26)」を以て終了しています。明治2年(1869)からは相良知安が、本格的に活躍する時期に当たりこの時点で口述連載が終了しているのが、相良知安研究にとって唯々残念であります。本史料が相良知安研究の一助として供され、研究の深化に繋がれば幸いです。
(出典:「医海時報」:明治37年)
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